遺言書の3つのメリット

相続財産の分け方は、大きく2通りあります。
遺言書がない場合は、相続人全員の話し合いです。

話し合いは、遺産分割協議といいます。
遺産分割協議の難しさは、全員の合意が必要なことです。

全員の合意が、争続の原因となります。
遺言書がある場合は、その内容が優先されます。

遺産分割協議が不要です。
さらに遺言書には、3つのメリットがあります。

① 財産の分け方

相続人の状況に応じた財産分けができる。
例えば、全財産を配偶者に残せる。

② 財産の割り振り

具体的な財産の割り振りができる。
例えば、配偶者は自宅、子供には現預金を渡せる。

③ 財産を渡したい人

相続人以外に財産を渡すことができる。
例えば、長男の嫁に分けたり、学校等に寄付ができる。

相続人は、最低限度の財産をもらう権利があります。
遺留分といいます。

遺言書は、遺留分に留意し作成してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

追伸:2022年7月、エスパルスは、クラブ創設30周年です。

【参考文献】

『マネー研究所セレクションー遺言書は相続の切り札』日本経済新聞(2017.3/11)