世界初の株式会社

簿記は、世界初の株式会社「東インド会社」の登場により
大きく発展しました。

簿記とは、会社の大小に関わらず経済活動を行う上で、
お金の出入りを記録する方法をいいます。

東インド会社は、17~19世紀のヨーロッパ諸国で
インドや東南アジアとの貿易や植民地経営のために設立された会社です。

航海には、船の難破や海賊などのリスクがあります。
株式会社は、多数の人からお金を集め、リスク分散する考え方から生まれました。

1回のみの航海の場合、会社は解散が前提となります。
お金の使い道と残りの財産がわかれば十分です。

単式簿記により、
現金の出入りを記録し結果を記録します。

複数の航海の場合、会社は継続します。
結果の記録だけでなく、一定期間の経営成績が必要です。

複式簿記により、
貸借2列で計算し損益計算書と貸借対照表を作成します。

会社を取り巻く利害関係者は、投資家、銀行、債権者など多岐に渡ります。

簿記のルールは、利害関係者に対して
会社の状況を適切に報告できるように変化しました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

【参考文献】

新人経理マン・金児浩平の注釈書『第67回 貸す方?借りる方?』税務通信No.3705

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